音楽愛日記
心と言葉
ふと思うことがある。
日本人に多い「否定的」な捉え方からくる言葉のニュアンスだ。
~せねば、~べき、等
これらは否定的が根元なる言葉。
他には
「性格変えなくてもいい」よりも
「性格変えない方がいい」の方がより肯定的。
「なるにようにしかならない」よりも
「なるようになる」の方がより肯定的。
同じ意味でも言葉のニュアンスが心に与える影響は多大。
特に子供にはね…
心は言葉の中にもにじみ出るもの。
人生を肯定的に捉える事ができるようになった自分だからこそ、日常生活でもレッスンでも肯定的表現ができているのではないかと…(^^;
こんなこと、あんなこと
Y氏のレッスン終わって、
努力が何ひとつ報われず、
しかも教えるのが下手だと自負する師匠がまた諦めモード…
そんな師匠の姿勢に呆れた私は、少々堪忍袋の尾が切れそうになって泣いて訴えてきた。
もう疲れた。
ズタボロで悲しい。
むなしい。
腹の中が煮えくり返っている…
♪♪♪
ここから10日後のレッスン。
何事もなく無事に終わりました(笑)
泣いて訴えた10日前のレッスンを、心萎えた状態ながらも録画復習する中で見えてきた事。
それは掌の新感覚、これ、大正解でした!
褒めないY氏の時折見せる驚きの様子。
私はそれを見逃さなかった。
それを今後の糧と励みにし、この経路を辿ればいずれ確実に生まれ変わったように弾けるはず!
先日の涙が、力に変わった瞬間でした♪
つぶやき
私は初期時代にきちんとした基礎土台を伝授されなかった事が仇となり、苦労の連続だった。
それは今でも…
それを反面教師として、もう二度と私の二の舞は踏ませたくない一心で、私は勉強し指導している。
♪気づきvol.1♪
ここを開いて読んで下さる方にも何か学びになればいいなと思い、
ブログのみならず私が練習時に気づいた大切な事も今後、記していこうと思います。
先日、レッスン録画で復習しつつ、ふと…
一見、同じような動きに見えても、中身はぜんぜん違うと思ったこと。
それは例えば、
手首を突き上げるように見えてもそれは「瞬発力」に近いものなのか、
指の第三関節をしっかり「掴む」為のアシストなのか。
むやみに動きだけを真似するのは危険。
ちゃんと理屈を知らないと…!
多いなる学び
指導している身であっても、私はまだまだ理想を追い求める修行の身。
先日のレッスンで師匠Y氏から、レベルをうんと下げて、子供が弾くソナチネやプレ・インベンションをやらされてます(笑)
なぜ、いまさら私に!?
と思うとモーレツに反抗してしまったけれど、そもそもY氏の演奏に憧れを抱いてる私は、Y氏の前だけはドSなのです(笑)
だから泣いても叫んでも、自分自身の潜在意識はやる方向へ!
レッスン開始前にそれを弾いていると、いよいよY氏がレッスン室へ入室。
と、
「言うこときいて、偉いですね」
いや、これをきいた私は大まじめに、やって良かった事とその理由を話した。
そしてレッスン終了。
と、Y氏、ほぼ褒めない人の口からなんとも嬉しいお言葉が…!
「よさげな動き♪ありがちなパツパツの弾き方とは違う」
ほっぺが落ちそうなくらい美味し…じゃなくて、嬉しかった!
シンプルな曲でこそ、より多くの学びがあり!
ちなみに子供が弾くこのようなシンプル曲こそ、音質やペダリング、和声感やアーティキュレーション、構築感や音の意味合い…その人の素養から奏法まで丸裸にされ1㎜たりとも誤魔化し効かないから怖いのですよ。
それに、今度はそっくりそのまま私の生徒達に伝授できるしね!
それを学ばせてくれようとしているY氏には、心底感謝しかありません。
他のお弟子さんは与えていないのに、私にだけ与えられたこの課題は、誠に光栄です!
先生、ありがとうございます…!