クラシック=伝統を重んじる
子供がよく発表会等で弾くベトソナ19番と20番。
もう知れ渡った曲だし…と一瞬 講座を受けようかどうか迷ったが、受けてよかった…!
ソナチネアルバムに載ってるそれは勝手な解釈だらけで捻じ曲げられ(もちろん私はヘンレ版を使っているとはいえ)、それらの演奏(ロマン派的なアーティキュレーションw)がまかり通っていてしまい恐ろしくも別物になってしまっている事実を知った…!これを知らずして今後も指導してしまったなら、デタラメを断ち切れないので今回の受講は本当に幸いだった。
でもこれ、まかり通った演奏を耳で何気に聴き覚えしてしまっているものは、後にいくらヘンレ版(原典版)で正しい楽譜を見ても、視覚より聴き覚えが優先してしまい書いてあるアーティキュレーションに盲目になっていることが多いと思われるので、巷ではまだまだその重要性に気づかないでいる可能性大。
「先生」というモノを教える立場の者は、常にアンテナを張っていることは重要!
ちなみに、音楽的な捉え方等も「時代の移り変わり」により流行りみたいなものがあるからねw
装飾音の入れ方も私の学生の頃とはずいぶん変わった。
(日本が西洋レベルに正しく捉えられるようになったw)
奏法改善は持ち味の発掘も!
他教室に通うわが娘の弾き方に疑問を感じた教育熱心な父親が、友達の息子君の弾き方を見て我が教室を熱望してくれ移行してきて4ヶ月半。
当初は太く濁った印象の音だったが、発表会のリハをかねて昨日、少し離れた所で聴いてみると細い美しめな音に変化してきていることにハッとさせられた。
ゼロの振り出しに戻してでも奏法改善により正しい奏法にする事は、その子の持ち味をも引き出してくれる実感。
眠い
練習でほんっとに疲れた時って眠い寝たい。お腹も空いてるらしくてグーグー鳴いてるけど食べるより寝たい。
8時間も熟睡したばっかりなのに…
でも寝たら起きれなさそうなのでやめとく。
いかに弾くか
なぜ生徒の音が硬いのか、なぜ音がショボいのか、なぜそういう動きになってしまうのか、なぜ不自然なのか…等、一瞬で解明でき改善策を言ってあげられるのは、過去に全て自分自身が抱えてた症状だったから。
あえて言えばそこに気づけていた自分が不幸中の幸いだなと。
なぜなら、先日ピアニスト師匠曰く、
「音の浮きや音質、動き等を問題点として気づいてない方が多い」
と仰っていた。
私、「やっぱりな」と思いましたよ。
これ、“何を弾くか” が問題になってしまっている典型。
やはり大切なのは“いかに弾くか” !!
よい音質でクオリティ高く弾けたものは、どんな曲だって素敵に聞こえ、人の心に浸透していける♪