「正しい」を教える
こちら左は、とあるアカデミーでのメカニカルコーチングを行う方の元で指導を受けている、おそらく将来はピアニストと思われる卵の方かと思われる画像、
右は私です。
ほら、肘の位置に共通点があるでしょ?
端を弾くからといって肘は外側には来ないんですよ。常にニュートラルな位置にきます。
これぞ、私がいつも生徒たちにも言ってる“解剖学的に理に叶った” 角度なのです。自分自身でも未だに気をつけていることだけどね。
素早い移動のためにはもちろん、良い音、無理ない動きのためにもやはりこの「正しい位置」は必須。
それに伴って鍵盤に置く指の位置も変わります。
小指が手前、親指が奥、です。もちろんこれは鍵盤の高低により逆転します。
冒頭の件では、巷ではたいてい肘が外側にきちゃってる。ご存知ないピアノの先生がほとんどなの。そういった先生達もやはり外側。そこがプロ達との違いで、当然、動きに規制がかかってしまい鍵盤を無理に突っ込み、叩き、根性弾きで煩く激しい弾き方と化する要因なの。
「正しい」を指導しないで生徒の素質有無のせいにしてはいけないと私は思っています。正しいノウハウと正しい練習の仕方を教えれば、それなりにみんな良い演奏はできていくのです。
生産性の低い日常生活w
左手人差し指の腱鞘切開手術後9ヶ月ぶりの今日、家中の掃除機を自分でかけた。
これまで夫がやってくれてたが今日は腰痛で動けないとのことで。
案の定大変だった…!
縫合部はまだグッとホース握るのは怖いし、
ステロイド打った指をかばいつつ、
右指3本は保護装具を付けて…
保護装具はプラスチック製なのでホースが滑りやすいし、なのでホースを握るその手は力むし、すると今度は握った装具を付けた手が過去のヘバーデンの残骸で曲がった小指の骨のでっぱりに当たって痛いしで、ピアノを弾く以上に日常生活のちょっとした作業なのを実感します。
こんな状況でよく発表会を普通にやったねと自分で自分を褒めてあげたい。
嬉しいメール
わが教室の発表会が初めて、という他教室から今春移行の小2ちゃんのお父様から、こんな嬉しいメールをいただきました!
生徒のみなさんが安心して弾けてしかも場が和む、そんな温かい発表会を…と願い、準備周到に努めている最中に、ストレスからなのか食欲が落ちお腹がピーピーになりながらもがんばった甲斐がありました!( ; ; )♪
潜在的にお見通し
本当に良いピアノの先生とは、勉強熱心で知識や経験が豊富で愛があり、生徒第一に考えてくれる先生。
そういえば以前、引っ越し先から再び我が教室に戻ってきた親御さんが言ってたことだが、
「とてもお綺麗な先生でしたけどご自分に酔ってらっしゃってて…」
と。
親御さんはすぐ分かるよね、そういうの。
お楽しみの休暇
一昨日は発表会も無事終わり、昨日はリサイタルへ
サントリホールの穴場的マイブーム席で聴く河村尚子氏は、これぞアーティスト!といった真の表現者でした!
お衣装も一切チャラっと感なしの私好み(^^;
実は衣装によってその人の内面が全て浮き彫りにされます!
いつもシックなお衣装のメジューエワさんや今回のようにシンプルな河村尚子さんやサラ•オットーさんは、やはりそれらが演奏に反映されているので音楽が誠実で正統派!
に対し、チャラっとした衣装の方はやっぱり音楽もチャラっとしてる(笑)
まぁ普段の心の持ち方や思考が顔の表情やしぐさ、態度に出るのと全く同じ。
河村尚子氏、また機会があったらリサイタルに行きたいと思った!