埼玉県草加市の本格的正統派ピアノ教室 ますださおりピアノ教室

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音楽愛なる日記

2017-12-22 17:52:00

バッハ5声の譜読み

気が重かったバッハ5声フーガの譜読みに着手。

が、この曲のあまりの美しさに譜読みしながら泣いてるやつなんてここにしかいないよね…(笑)

 

正直あんまり乗り気じゃなかったのこの曲。だって5声は5本の楽器がそれぞれの声部を織り成すいわゆる5重奏、てこと。一人5役てこと。脳ミソ1つなのに、弾き分ける架空5種類の手と聴き分ける耳5つが必要なの。音が絡んでて本当に大変なんだよ。頭ん中聖徳太子にしないとだめ。

 

大好きなバッハはかなりの数に触れてきてわりと慣れてるけど、5声となるとやっぱり難しい。

そもそもこの曲のプレリュードだけをやりたかったわけで、でもフーガとセットになってるからにはやんなきゃしょうがない。…てことで着手。

まあ、編み物に例えられるね。5配色の編み込み、って感じです、まさに。

 

ない脳ミソ使って頭かきむしりながら、譜読み独特のポチ、ポチポチ…

なのに、なのに、やってくれちゃうんだよね、バッハさんは…!

途中、長調から短調に転調する瞬間の要の1音がなんとも切なく美しい…!そこでグッときてその数小節後のナポリの和音(悲劇の象徴)で涙ポロ…と思ったら直後に今度はカデンツの終止がなんとピカルディ(短調の曲が最後の和音だけ長調で終止。讃美歌等でよく使われる終止)…

で、涙どわ~、次いで耐えきれなくなった鼻水もズル~(笑)

もうね、さすがバッハだよ。これだから頭混乱しそうなややこしい譜読みもやっちゃうんだよね…

 

鼻水すすりながら譜読み継続したのはいうまでもない…(笑)

 

この曲はね、バッハの平均律 Ⅰ 巻22番。もちろん曲名はないけれどプレリュードはそのアナリーゼ(楽曲分析)から葬送曲。といっても、それはそれは美しい…!少し話が逸れるけれど、私なぜだか鎮魂歌とか受難曲がたまらなく好きでこの曲もまさにそれ繋がり。まあたぶん私、デッカい試練2つ乗り越えられたお陰でそのたびごとに魂2コ死んだ(笑)、って理由はありそうね…今3コめの魂で生きてるの。

不思議なのは、この曲弾くのは初めてだしほとんど聴かない曲なのに、なんかやけに懐かしくて安堵感さえ覚え、遥か遠い彼方の魂が私を覚醒させてくれてるかのよう感覚。深き部分まで私でもよく理解できてしまう不思議…!スピリチュアル的な…(笑)

で話もどして、大好きで始めたこの曲、レッスンの初だしで絶対褒めない厳しいピアニストY氏も

「この曲は思ってたよりも、まとも…   ん、全然まとも…!」

(^o^)♪これ、もうスんゴい褒め言葉なんです~♪

「やった!」

て思って、いざ詳細レッスン。

案の定、最初のたった一段だけで20分。はあ、やっぱりか…もう散々に言われまくりの罵られまくり…

「別にイジめてるわけじゃないからね…」

と先生。でも私の心情は、

「そこまでの高度なレベルを私に求めるわけ?ピアニストでも大半がそこまでやってないよ…」

なんて一瞬よぎったものの、でもでも、

「いかんいかん、プロがやってないからって自分もできなくていい、はあり得ない話」

と自分で自分を言い聞かせつつ…

 

そう、このY氏は相手問わずご自身も一切の妥協を許さない人。だから私もいつもボコボコ&コテンパンに言われめっちゃ落ち込むし、悔しくてこの歳で子供泣き的な大泣きもしょっちゅう(笑)。だけどだからこそハングリー精神にさらに火がついて成長している気がする。

(なぜ私がそこまで必死か、1/30更新のブログで書いてます。並大抵でない理由があるのです)

 

でもこういうプラス的な(これでも、笑)言われ方は珍しことなんです。ふつーレッスンでは先程も書いたけれど、たいてい人間否定も含めて罵られまくり(笑)。でもね、それでメゲてたり諦めてたら、もうとっくにピアノなんてやめてるよ。良い演奏も一生かかったって出来っこない。理想を掴むには、絶対諦めない意志と、いかに全てのマイナスを払拭し、素早く立ち直り、自分と向き合い、立ち向かえるか、の世界。

じゃなきゃ改善と進化成長発展は望めません。

とか言って、そこにナルシスト的要素を盛り込んで自己満足に浸ってては意味なし!大事なことは、

『結果』

がすべて。

その為にはメンタルも大事。過去の私はガラス細工のようなメンタルで(自分で言うかい、笑)生きていく事でさえも困難だったけど、ピアノでずいぶんとまあ、鍛えられたもんだ!

「おばさん年齢」になった、て事もあるかしら(笑)

 

ふよみふよみ~少し形にはなってきたので、残り半分もが~んば!!

 

ちなみに先日知り合ったユーチューバーの方からの依頼で、ドビュッシーのパスピエも同時平行で譜読み。

 

がんばれ、私!

2017-12-15 20:53:00

ちょっと悲しい記念日

今日はちょっと悲しい記念日です。

 

月1で約10年継続していたアナリーゼ(楽曲分析)講座が今日をもって幕を閉じた日なのです…

 

担当して下さっていた作曲家の西尾洋先生の転勤による移住です。岐阜大学の准教授になられました。

 

想えば、先生のドイツ留学から帰国後まもなくスタートしたこのアナリーゼ講座、当時の先生はまだ若干30歳にして既にもう、大変博識な学者さんでした。私達(未だに音大生の多くも)にとって当然あって然るべき理論と演奏の直結がなおざりになっている現実をご指摘くださった初めての先生でした。

 

講座スタート当時、私はフォーカル・ジストニアでピアノがろくに弾けない地獄の真っ只中でしたので「今自分に出来る精一杯のこと」の重要なポジションとして楽曲分析に必死に食らいつき勉強していました。

 

西尾先生への尊敬の念から、先生の仰る事は1ミリたりとも逃すまいと、講座を録音し家で再度シラミ潰しに聞いてシラミ潰しに楽譜に書き込む、という作業を12カ月×10年=120回やってきたのです。

(数字でこう叩き出すとホント、スゴい数をこなしてきたもんだなあ…!)

 

ちなみにその書き込みの極々一部を上の写真にアップしましたよ、お恥ずかしながら…

でも全部こんな感じです(笑)  

ここまでアナリーゼの書き込みで真っ黒にしてしまう私の変人ぶりを、同僚も今ついてるピアニストY氏もみんなびっくりタマゲてます(笑)

 

ちなみに講座の欠席は10年でたった一度だけ(ジストニア研究者の方の講座と被り)でほぼ皆勤賞!(笑)

たぶん、私ひとりでしょうな…(笑)

 

だからなのか、欠席された人はいつも私に次回の曲を聞いてくるという…(笑)

 

西尾先生のお陰で、指導者として成長できた今の私があるのですよね…

そして自分でもアナリーゼできるようになった事は、指導者として尊い勉強ができて本当に良かったと、心底思います。

 

とにもかくにも西尾先生、10年間本当に本当に尊い勉強をさせていただき、豊富な知識を惜しげもなく、しかも解りやすくご伝授下さり、誠にありがとうございましたm(__)m

 

レッスンに通ってきて下さる皆さまには、これらをも伝授いたしておりますのよん♪     

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