音楽愛日記
音楽はロジック
「あなたテクニックもないのに感情ばかり込めたってダメなのよ!」
大学時代に叱咤され傷ついた過去。
でもこの叱咤、今となってはあながちダメではないと思った。
テクニック=指の高速回転、のみならず、感情表現も歌わせ方も全てテクニック。
そこで必要なのがアナリーゼとなってくる。
音楽は魔法じゃなく科学です。
感情や叙情声性を表現するためには、ロジックが必要なのです。
例えば、
短2度だから繊細、その為に指を寝かせて使おうとか、
減七だから苦しみを表現、だから叫びにしようとか、
短調から長調へ、でも高音につき天からの一筋の光をイメージして硬質かつ控えめな音作りの為に指先を少し硬めに使おうとか。
これほんの一例ですが…
ロシアン奏法

ごく最近出版されたロシアピアニズムのの本を読んでいて、私の中に潜んでいた往年の懸案がゾクゾクと解決されてきています。
やっぱりね、って感じで!\(^o^)/
これ、実は気になっている矢先に師匠Y氏から「斜め読み程度で」のコメント付きで薦められたモノでもあるから、ある意味安心して読めた(笑)
なぜなら世には紛い物も百万と出回っているからね…
確信を得たことは、
・世には「ロシアン奏法」なるモノは存在しないこと
・渡露(たとえモスクワ音楽院であっても)しても、奏法に関しては「企業秘密」みたいなもんで教えてはもらえないこと(!)
結局「ロシアン奏法」なるモノは日本人の造語で、勝手に独り歩きしてる、ってこと。
この2項目が、やっぱりね、ほらね!て(笑)
私自身でうすうす感じていた事が確信となるのは、なんか自分に自信がもてるなぁ!(笑)
だから、Y氏の「奏法なんてみんな違うんだから」がどんなに誠実みのある発言か…
そしてY氏の奏法の体感を、私に必死に口頭説明として口伝え下さる誠実さといったら…!
もう感謝しかありません…
もちろん私の熱意を理解して下さってるからこそであって、他のお弟子さんのレッスン風景でそのような場面に出くわした事はいまだ皆無。
だって、私はY氏の「奏法研究者」だから!(笑)
姿勢vol.2
この日記の一つ前で姿勢の事に少し触れましたが、
やはり姿勢は「最も大事」と言っても過言じゃないですね。
どんなに小手先のテクニックを正しくやったとしても、姿勢によって全てが活かされるどころか無意味なものとなってしまう事を、今さらながら実感。
ピアノからの距離や高さ、ものすごく重要です!
世に「アレクサンダーテクニーク」等があり、それを売りにしているピアノ教師もいらっしゃるようですが、アレクサンダーテクニークを学ぶ事が目的ではないのです。
目的を見失って身体の使い方云々にこだわり始めたら本末転倒。
ちなみに私はアレクサンダーテクニークは本で読んだ程度と1度の講習を受けた程度でほぼ皆無ですが、
重要な事は頭が座骨に乗っていることだと思います。
それにより、ラクの弾けたり正しいテクニックが身につき活かされるのです。
バッハシンフォニア第9番

久々にこの曲を復習してるけど、これは私にとって最も思い入れの強い曲!バッハが修辞法によって書いたまさに受難曲です。
往年の波乱万丈で私の苦しんだ魂を、この曲を弾く事で癒す事ができた本当に思い入れの強い曲です。
書き込みすぎて、音符は書き込みの中に埋もれてますが(笑)
5年前、指導者検定の演奏実技ではこの曲のみ高評価をいただきました。
他の曲はイマイチ(笑)
姿勢
ピアノを弾く時の姿勢のあり方は重要。
同じテクニックでも姿勢によって確実に音が変わるから。
ただね、背筋ピンの腰で支えているからなのか長時間に及ぶ練習で腰が痛くなる…
まぁ以前のような腕が痛くなることはほぼなくなったし、良い傾向ではあるのだけれど…
猫背で休むと一瞬ラクにはなっても、それが長時間だと今度は内臓圧迫されて辛い。
立ってるのがいちばんラク(笑)