使命
前師匠のバッハCDを聴いていて、シンフォニア11番が始まった瞬間、月イチ10年講座を受け続けていた作曲家先生の「これ、僕が藝高受験で弾いた思い出の曲」て言ってたのを思い出し、前師匠の美しい演奏と彼のアナリーゼが完全一致し、
「そうだ、今の私はこのバッハ2声3声を弾くのが使命だ。これこそが今のポジションだ!」
て明確になった。
門下発表会
本日、私がついてるピアニスト先生の門下発表会。
指が4本も病気併発で瀕死すぎて、今回は見送ろうとも思ったが、まずは手術指は避け、瀕死指は無理させない程度に収められる選曲をし、なんとか出演することに(^^;
とはいえ、師匠レッスン受けたのは今回は1回のみ。
自分の知識範疇で出来る曲だったのと、レッスンを受けてしまうと真面目さからモーレツに練習をしてしまうので、それは今の指の状態からは自殺行為てある、という2点の理由から。
自分の出す音にイマイチ響きが足りない自覚は百も承知で今回の出演。
ところが、ミス数ヶ所を除いては響きがよかった、との高評価をいただけた♪
ある方は「私もそういう深みのある演奏をしてみたい」とのお言葉…!
嬉しかった。
てんやわんやだったが、とりあえず今回は「ヨシ」とする(笑)
増5度のレトリック上の意味
増5度のレトリック上の意味合い、てなんだっけ〜?
と思いググってみるも、
有力な答えは全く見当たらず。
バッハの修辞法を用いた表現をググりで調べるのは皆無、てこと?
書き込みだらけの楽譜
過去のちっさい自分の文字が分かりづらいくて、自分の字なのに読めない(笑)
メガネ持ってないので代わりに写真とって拡大(笑)
なぜこんなに書き込みが多いのか?というと、
全てを熟知したいのと、なぜそれを知る必要があるか?の理由を書いてるからです。
今は理由なしで分かるけれど、当時はね、無知だったので(笑)
この経験から今ではバッハを教えるのは得意と自負しております。
ちなみに世間では「バッハを教えるのは苦手」「難しくて…」とのケースが見受けられますが、それも仕方ないと思います。かなり研究しないと理解不能なのもまたバッハなのです。
バッハの音程や音型は暗号化されているので、その暗号を読み解く術がないと無理なのです。
バッハの作風は全てにおいて超越している産物ですから…
発表会選曲は
やっぱりね、いい演奏を聴くとそれが如何なる曲であれ「それ弾いてみたい!」て思う。ホロヴィッツつくづくいいな。私もそんな演奏がしたい。
改めて「何を弾くか、ではなく如何に弾くか」が重要。
生徒たちには発表会だからといって背伸び曲はさせない。この意図から逸れるから。いつも等身大の選曲です。
とはいえ、少々の背伸び曲によって成長することも期待できるので、等身大の曲+少々背伸び曲、の2曲をやらせてあげます。