埼玉県草加市の
本格的ピアノ教室
ますださおりピアノ教室

絶対音感、そしてプロ直伝からのピアニスト奏法とマル秘テクニックを指導している本格的な完全個人のピアノ教室です。

幼児~大人まで
さらにシニアコースも開設しました!


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音楽愛日記

2018-01-18 19:20:00

今年(2018年)初レッスンを受けて♪

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普段は隔週くらいで受けているY氏のレッスン、今回はお正月を挟んでしまっていたので1ヶ月ぶりです。

1ヶ月なんてウカウカしてるとすぐ来るのもまた現実…

前回のレッスンで著しく指摘された問題点だらけの曲の弾き方を研究 & 試演後、いろいろ疑問を感じあえて放置する事に…

そんな矢先に指先をケガして数日弾けなくなり、タイムリミットでレッスン日突入、不甲斐ないまま行くハメに…

 

 

もうこうなったら開き直るしかない、とばかりに師になぜ出来てないかを告ることに(^^;

「先生…今日はね、全部が中途半端で自分でも出来てない自覚があるから、先生にどんなに罵られても落ち込まない…」

(↑なぜならいつも厳しい指摘にへこみ過ぎて、この年齢で大泣き(子供泣き)しているから。笑)

 

と言ったら苦笑され、

「別に罵ってないよ…」

まあ、いつもな感じの会話です。

 

いよいよ弾く前に改めてもう一度、

「今日のはレッスン受けられるレベルではないし、そんなの持ってこないで、て言われるのは分かってるけど…弾いていいですか?」

 

「仕事場だからいいよ」と。

(仕事だからだって!笑)

 

で、不甲斐ないまま新曲2曲と従来曲2曲を弾く。

すると、

「今朝までさあ、福岡にいてさあ、コンクールに生徒達を入賞させてるピアノの先生達も指導してたんだけど、まあ~みんなハチャメチャすぎて酷かった!だから・・・、・・・大丈夫!」

 

「!!!\(^o^)/」

 

もうね、二人で瞬間漠笑い!!!(((o(^∇^)o)))

 

だってだって!Y氏の口から私に向けてこんな肯定的で、しかも励ますようなお言葉をきけるなんて思いもよらなかったので嬉しさ100倍!

\(^o^)/

しかもその後さらに、

「今日、出来てないとか言ってる割には調子いいじゃん!」

だって~!\(^o^)/\(^o^)/

言っておきますが師、ほぼ褒めない先生ですからね!

 

内心、じゃこれから自分で出来たと思っても念のためレッスン開始前には「出来てない発言」をしようと心に決めた瞬間、私の目を見た先生に心を読まれてしまい、あえなくこの作戦断念w

 

ちなみに指先のケガが治って練習復活しても、レッスンまでに4日間しかない。切羽つまった状況の中、どう曲目選択をして何を狙いどのように効率よくさらうか、を考えた。まずは先生の聴くツボを抑えることに決めて必死に、でも頑張りすぎずにがんばりました。(私はいつも頑張りすぎて力みが生じたり頭がおかしくなるので…笑)

 

これが功を奏したのです!

 

 

今回、身を持って学んだ重要な事柄3つ。

・上達は練習量ではなく質だということ。(改めて)

・いい所見せよう、ではなく時には出来なさに開き直ることも重要。これは本番でも言えることかも…

・練習には最低限、先生の指摘しそうなツボを予測して抑える。逆に言えば、どんなに練習しても的外れでは全てが台無しに。それどころかむしろ耳もテクニックも壊れる。

 

ちなみにもし、みなさんがゆくゆくこのピアニスト先生に見ていただく事があっても、もう少しお手柔らかにはなるのでご安心を!

 

 

つくづく、私はこのように現役生徒として今現在経験しているからこそ『生徒の身になった言葉がけ』をして差し上げられるのは賜物だなあ…と感ずる次第でございます(^^;

 

だって前回レッスンより僅かでも良くなってたら褒めてほしいもん!

 

                                  ♪   ♪   ♪   

 

ちなみに、このレッスン終了後の会話

 

私「罵倒されないで良かった♪」

師「罵倒って、ヒドい…激励と言って下さいな…」

 

 

2017-12-22 17:52:00

バッハ5声の譜読み

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気が重かったバッハ5声フーガの譜読みに着手。

が、この曲のあまりの美しさに譜読みしながら泣いてるやつなんてここにしかいないよね…(笑)

 

正直あんまり乗り気じゃなかったのこの曲。だって5声は5本の楽器がそれぞれの声部を織り成すいわゆる5重奏、てこと。一人5役てこと。脳ミソ1つなのに、弾き分ける架空5種類の手と聴き分ける耳5つが必要なの。音が絡んでて本当に大変なんだよ。頭ん中聖徳太子にしないとだめ。

 

大好きなバッハはかなりの数に触れてきてわりと慣れてるけど、5声となるとやっぱり難しい。

そもそもこの曲のプレリュードだけをやりたかったわけで、でもフーガとセットになってるからにはやんなきゃしょうがない。…てことで着手。

まあ、編み物に例えられるね。5配色の編み込み、って感じです、まさに。

 

ない脳ミソ使って頭かきむしりながら、譜読み独特のポチ、ポチポチ…

なのに、なのに、やってくれちゃうんだよね、バッハさんは…!

途中、長調から短調に転調する瞬間の要の1音がなんとも切なく美しい…!そこでグッときてその数小節後のナポリの和音(悲劇の象徴)で涙ポロ…と思ったら直後に今度はカデンツの終止がなんとピカルディ(短調の曲が最後の和音だけ長調で終止。讃美歌等でよく使われる終止)…

で、涙ドワ~、次いで耐えきれなくなった鼻水もズル~(笑)

もうね、さすがバッハだよ。これだから頭混乱しそうなややこしい譜読みもやっちゃうんだよね…

 

鼻水すすりながら譜読み継続したのはいうまでもない…(笑)

 

この曲はね、バッハの平均律 Ⅰ 巻22番。もちろん曲名はないけれどプレリュードはそのアナリーゼ(楽曲分析)から葬送曲。といっても、それはそれは美しい…!少し話が逸れるけれど、私なぜだか鎮魂歌とか受難曲がたまらなく好きでこの曲もまさにそれ繋がり。まあたぶん私、デッカい試練2つ乗り越えられたお陰でそのたびごとに魂2コ死んだ(笑)、って理由はありそうね…今3コめの魂で生きてるの。

不思議なのは、この曲弾くのは初めてだしほとんど聴かない曲なのに、なんかやけに懐かしくて安堵感さえ覚え、遥か遠い彼方の魂が私を覚醒させてくれてるかのよう感覚。深き部分まで私でもよく理解できてしまう不思議…!スピリチュアル的な…(笑)

で話もどして、大好きで始めたこの曲、レッスンの初だしで絶対褒めない厳しいピアニストY氏も

「この曲は思ってたよりも、まとも…   ん、全然まとも…!」

(^o^)♪これ、もうスんゴい褒め言葉なんです~♪

「やった!」

て思って、いざ詳細レッスン。

案の定、最初のたった一段だけで20分。はあ、やっぱりか…もう散々に言われまくりの罵られまくり…

「別にイジめてるわけじゃないからね…」

と師匠。でも私の心情は、

「そこまでの高度なレベルを私に求めるわけ?ピアニストでも大半がそこまでやってないよ…」

なんて一瞬よぎったものの、でもでも、

「いかんいかん、プロがやってないからって自分もできなくていい、はあり得ない話」

と自分で自分を言い聞かせつつ…

 

そう、Y氏は相手問わずご自身も一切の妥協を許さない人。だから私もいつもボロクソ言われズタボロでめっちゃ落ち込むし、悔しくてこの歳で子供泣き的大泣きはしょっちゅう(笑)。だけど、だからこそハングリー精神に火がついて成長している気がする。

(なぜ私がそこまで必死か、1/30更新のブログで書いてます。並大抵でない理由があるのです)

 

でもこういうプラス的な(これでも、笑)言われ方は珍しことなんです。ふつーレッスンでは先程も書いたけれど、たいてい人間否定も含めて罵られまくり(笑)。でもね、それでメゲてたり諦めてたら、もうとっくにピアノなんてやめてるよ。良い演奏も一生かかったって出来っこない。理想を掴むには、絶対諦めない意志と、いかに全てのマイナスを払拭し、素早く立ち直り、自分と向き合い、立ち向かえるか、の世界。

じゃなきゃ改善と進化成長発展は望めません。

とか言って、そこにナルシスト的要素を盛り込んで自己満に浸ってては意味なし!大事なことは、

『結果』

がすべて。Y氏もよく言ってる。

その為にはメンタルも大事。過去の私はガラス細工のようなメンタル(自分で言うかい、笑)で、生きていく事でさえも困難だったけど、ピアノでずいぶんとまあ、鍛えられたもんだ!

「おばさん年齢」になった、て事もあるかしらん(笑)

 

ふよみふよみ~少し形にはなってきたので、残り半分もが~んば!!

 

ちなみに先日知り合ったユーチューバーの方からの依頼で、ドビュッシーのパスピエも同時平行で譜読み。

 

がんばれ、私!

2017-12-15 20:53:00

ちょっと悲しい記念日

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今日はちょっと悲しい記念日です。

 

月1で約10年継続していたアナリーゼ(楽曲分析)講座が今日をもって幕を閉じた日なのです…

 

担当して下さっていた作曲家の西尾洋先生の転勤による移住です。岐阜大学の准教授になられました。

 

想えば、先生のドイツ留学から帰国後まもなくスタートしたこのアナリーゼ講座、当時の先生はまだ若干30歳にして既にもう、大変博識な学者さんでした。私達(未だに音大生の多くも)にとって当然あって然るべき理論と演奏の直結がなおざりになっている現実をご指摘くださった初めての先生でした。

 

講座スタート当時、私はフォーカル・ジストニアでピアノがろくに弾けない地獄の真っ只中でしたので「今自分に出来る精一杯のこと」の重要なポジションとして楽曲分析に必死に食らいつき勉強していました。

 

西尾先生への尊敬の念から、先生の仰る事は1ミリたりとも逃すまいと、講座を録音し家で再度シラミ潰しに聞いてシラミ潰しに楽譜に書き込む、という作業を12カ月×10年=120回やってきたのです。

(数字でこう叩き出すとホント、スゴい数をこなしてきたもんだなあ…!)

 

ちなみにその書き込みの極々一部を上の写真にアップしましたよ、お恥ずかしながら…

でも全部こんな感じです(笑)  

ここまでアナリーゼの書き込みで真っ黒にしてしまう私の変人ぶりを、同僚も今ついてるピアニストY氏もみんなびっくりタマゲてます(笑)

 

ちなみに講座の欠席は10年でたった一度だけ(ジストニア研究者の方の講座と被り)でほぼ皆勤賞!(笑)

たぶん、私ひとりでしょうな…(笑)

 

だからなのか、欠席された人はいつも私に次回の曲を聞いてくるという…(笑)

 

西尾先生のお陰で、指導者として成長できた今の私があるのですよね…

そして自分でもアナリーゼできるようになった事は、指導者として尊い勉強ができて本当に良かったと、心底思います。

 

とにもかくにも西尾先生、10年間本当に本当に尊い勉強をさせていただき、豊富な知識を惜しげもなく、しかも解りやすくご伝授下さり、誠にありがとうございましたm(__)m

 

レッスンに通ってきて下さる皆さまには、これらをも伝授いたしておりますのよん♪     

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