あえてチェルニー30番(続)
昨日のブログの追伸(笑)
私が鬼才Y氏の下でチェルニー30番をやる、という事は、言うなれば、私の生徒達も間接的ではあれど、
″ピアニストの鬼才Y氏のレッスンを受けてる″
てことなのです♪
ちなみに先日、チェルニー30番やってる小5の生徒に、
「先生も今、必死で何十年ぶりそれをもう一度やり直してるのよ♪」
と話したら、スッゴく嬉しそうな表情に変わり、
やる気を出してくれた!
よし、この手でいこう(笑)
あえてチェルニー30番
誰もが一度は触れた事のあるチェルニー30番。
でもその真意は程はほどんどの人が″いい加減″
何を隠そうまぎれもなく私もその一人。
どは師匠Y氏のチェルニー30番講座を受け思ったこと。
ならば、自分の為にも生徒の為にもチェルニー30番をもう一度ゼロから鬼のように厳しい師匠の下でやり直せば、さらに明るい未来が見えるはず、と決めた練習奮闘の日々。
もちろん全曲制覇よ。
師匠は「え、ほんとにやるの?かなりキツいよ。でもそれができたら確かに大いなる成長になるはず」と。
ええ!″Y氏の前で″との条件だからこそのチャレンジなのです!
私は有言実行人間です!必ず成し遂げます!
て事で、美音で揃った音で、音楽的に所定のテンポで弾くのはやっぱり至難の技…
しかもこの師匠が認めるまで、となると並大抵の気持ちじゃあ出来ません。
で、あれ?
チェルニー30番やってると、ベトソナがとっても易しく弾けるようになってるぞぉ?
こんなに早く成果が出るとは…!
よし、この調子で鬼レベルに恐ろしい師匠の耳の納得を目指してがんばれる!
目的は同じ
ためらいや躊躇があるとどうしても文章に句読点が増えるように、
演奏もためらい等を表現したい時はそうするといいよね。
でも逆に情熱的に行きたいなら一気にガーーッと!
文章も演奏も手段は違えど目的は同じ。
″表現すること″ と ″伝えること″
心に緩急があるからこそ、人の心に寄り添う表現にも緩急やメリハリが大事♪
どんなに弾けていても″能面″じゃつまらないし伝わらない。
まあそれは ″弾けている″ て事にはならないかもだけど…
演奏は魔法じゃない
感情を込めるだけであたかも演奏に反映してしまうかのような助言をする先生をよく見かけるけど、
情感を込めるだけじゃ演奏には反映しないよ、魔法じゃないんだから…
音の存在意味(アナリーゼ)を考察した上で、生徒にはそれを反映させるテクニックを教えてあげなきゃ。
我々にとって当たり前すぎる事でも、巷の教室の先生達には意外と皆無だったりして驚く事が最近よくある…