人それぞれ
奏法において「指先を敏感に」も要注意かも。
そもそも人の身体の鋭敏さなんて人それぞれなんだし、ましてやもともと指先が敏感な人にそれ言ったら、むしろ指先に緊張を与えて力ませてしまいがち。
今回、自分を通じてちょっとそう思ったかな。
指の力み
昔は「指をしっかり」などと言われた。
でもこれ、日本人の勘違い的奏法のなにものでもなく、多少、私にもあるこの「指の力み」という残骸、奏法上でいろんな症状を引き起こすというのが分かってきた!
指を柔らかく保つのがどんなに大事なことか、身を持って知った。
先日の師匠レッスンでのご指摘のおかげ!
使命としか…
先ほど夫から、
「昼も練習してるのに夜も更にやってて毎日毎日よくやってるな~て感心する。尊敬する」
と言われた。でも私にとってピンとこない。こんなにやっていても、まだまだ自分の思う理想には届かず…
自分には向いてることが他に山ほどあるのに、よりによってこんなに向いてないことを人生かけてやってる私はなんなんだろうと思う。
癒し
心が打ち砕かれ夢が叶わなかった絶望を描いた曲、私が過去に経験した苦しみの残骸部分に触れ、心にそっと寄り添ってくれる。
このショパンのとある曲、一人でしんみりと弾いてるだけで心が癒される。
演奏は人前で表現してなんぼのもん、と信じて疑わなかったが、必ずしもそれだけではなく、こんな楽しみ方もあっていいんじゃないかと思った。