2024-10-08 11:35:00
「正しい」を教える
こちら左は、とあるアカデミーでのメカニカルコーチングを行う方の元で指導を受けている、おそらく将来はピアニストと思われる卵の方かと思われる画像、
右は私です。
ほら、肘の位置に共通点があるでしょ?
端を弾くからといって肘は外側には来ないんですよ。常にニュートラルな位置にきます。
これぞ、私がいつも生徒たちにも言ってる“解剖学的に理に叶った” 角度なのです。自分自身でも未だに気をつけていることだけどね。
素早い移動のためにはもちろん、良い音、無理ない動きのためにもやはりこの「正しい位置」は必須。
それに伴って鍵盤に置く指の位置も変わります。
小指が手前、親指が奥、です。もちろんこれは鍵盤の高低により逆転します。
冒頭の件では、巷ではたいてい肘が外側にきちゃってる。ご存知ないピアノの先生がほとんどなの。そういった先生達もやはり外側。そこがプロ達との違いで、当然、動きに規制がかかってしまい鍵盤を無理に突っ込み、叩き、根性弾きで煩く激しい弾き方と化する要因なの。
「正しい」を指導しないで生徒の素質有無のせいにしてはいけないと私は思っています。正しいノウハウと正しい練習の仕方を教えれば、それなりにみんな良い演奏はできていくのです。