2023-11-10 11:53:00
侮らない大切さ
私が数ヶ月前の夏の練習でしきりにここでも採り上げたショパンエチュード10-1(過去を遡れば演奏もあるよ笑)、今SNSでピアノがご趣味または趣味あがりのピアノの先生方々からこの10-1を弾いてみて「ただの右手のアルペジオと思いきや意外と難しい」とか「簡単だと思ったけどぜんぜん弾けない」等の声を最近チラホラ見かけます。笑
10-1はショパコンでもコンテスタント達が敢えて選曲するほどの難曲として有名です。しかし一見して易しそうな譜ヅラから、専門家以外からはそう思われていなかった温度差を感じたし、また皮肉なことに専門家以外からは意外と侮られてたんだなぁ…と少々残念さも感じる今日この頃です。
ちなみに前師匠いわく「音大生でも弾けてる人はほぼいない」と。
やはり大切なことは、もし自分がたとえよく弾けるタイプの人間であったとしても、クラシックの偉大な作曲家たちが残してくれた作品の数々を侮らず、その偉大さをみつけるべく常に作品に謙虚であること。
この結果がよい演奏を産むと確信しているし、レッスンの意義もここにあると思ってます。
私の生徒たちにはそんな純粋さをいつも持っていてもらえるようなレッスンを心がけているつもり♪