2023-07-13 20:54:00
本番終了の自主レポート
先日のピアニスト師匠門下発表会を終えての自主レポートを改めました↓
「人前演奏が大の苦手」
この言葉は私にとって切実すぎるのと、“言霊”というものもあるので最近では口にするのをやめていた。
でも人前以外にももっと違うところに解決の糸口があるように思い、そのマトが今回 的中した気がし、今回このトラウマを克服できた(?)かもしれない。
「え?音高、音大出身なのに人前が苦手?」と思われるかもだけど、音楽専門に勉強したかどうか等は関係ないと思う。
小4の学芸会で演奏中に止まってしまいトラウマに。以降どんどん人前で弾くのが怖くなり、抜け出せないまま音高、音大へと進んだ。卒業しても尚、ピアノ教室の講師演奏等は怖くて怖くて…
(それでも克服しようと出演していたが)
這い上がれないまま暗闇のどん底で数十年間ずっと苦しんでいた。
先ほど書いた「今回で克服(?)」とは言い過ぎかもだけど、少なくとも「トラウマ脱出の第一歩は踏めた」と確実に言える(気がする。笑)
もちろん演奏は相変わらず不本意に終わったけれど(笑)、何はともあれ今までとは全く違う「健全な精神状態」で弾く前も最中も弾けたことは「克服の第一歩を踏めた」と言える。
なので前夜もよく眠れたしお腹もクダさなかった(笑)
ちなみに普段は本番の一週間前ともなると練習や暗譜の追い込みで囚人生活のようになり(笑)、そのストレスからイラつきや落ち込み、ヘルペスや口内炎症状、過去の精神疾患の欠片が顔を出し、そりゃもう廃人の一歩手前状態だったが(笑)、今回はストピに足を運ぶことでそれらの症状が今 思えば全てなく、むしろ「初ストピ」との出逢いは意外と楽しく幸せなものだった(笑)
そんなわけで今回は本番一週間前の生活が充分楽しく充実したもとなり、それに満足してある意味「本番はどうでもいい」と思えた(爆)
ちなみに今まで、このトラウマを克服するために様々なことを試みてきた。弾き合い会、スポーツメンタルの読み物からの学び、自己分析や精神分析、スピリチュアル系の個別ヒーリングを受ける(笑)、自分自身でのヒーリング…できることは全てやったが全て効果なし。
「そういえばまだストピとやらを踏んでないな…」との思いから、今回はこれを対処法として選択したのは正解だったかもしれない。それともう一つ試みたのは、本番が意識過剰にならないように敢えて「楽譜は持たずに」出かけたこと。電車内でも「弾くこと」は考えないようにひたすらスマホで遊んだ(笑)
会場に着くと、膝に楽譜を置いて必死に指を動かしている人を見て恐怖に陥りそうになったが、そこは自分の信念を貫きひたすらスマホで遊び続けることに(笑)
とはいえ身体が固まっていては物理的に弾けないので、会場を出ていつものラジオ体操を遠慮がちに小さく(意外と小心者、笑)
いよいよの本番は、ライティングの加減で鍵盤が二重に見えて動揺し、出だし早々3音目で早速やらかしてしまいやり直すことに(笑)。さらに30秒後には左右がズレてゴミみたいに散らかるアクシデント…次々起こるアクシデントに耐え忍びながらも大事故には至らずなんとか一命を取り止めつつ、残り4曲は本番のわりには集中できたように感じた。
ちなみにいつもなら、少々の事故が発端で大事故に発展し音楽が逝くんだけど笑)、今回はストピで鍛えたせいか、リハなしの本番ピアノに素早く対処できた感覚。それが助けとなって弾き始めのダメージも大ごとには至らなかった。そして健全な精神状態のまま弾き進められたことはトラウマ治療に直結したのではないかと分析している。
今後も、今回みたいな少し気楽めた進め方が自分にとっては大切かなと思ったし、それがゆくゆく完全なるトラウマからの脱出が図れるのではないかと確信を持っている。
とはいえ、もちろん普段からの「実力の底上げ」は必須!!