貴重な体験
昨日はピアニスト師匠レッスン。
つくづく指導者が奏法等の論理を熟知し理解の上で指導することがどんなに大切なことか、身を持って感じた。
というもの、この師匠の前に私は鬼弾けるピアニストに8年ついて、「他力本願」にはならないよう私自らも必死に努力してやってきていたものの、奏法の根本的な重要事項の一つがごっそり抜けていたことに気づく。
ちなみに丸8年ついたピアニスト師匠ほ天才すぎて「人がなぜ弾けないかが分からない」と当時よくぼやいてた(笑)
いわゆる、自分は出来ても他人を教えるとなるとそれは別物、やつ。
まぁ天才肌な方だったわ。今でももちろん演奏は素晴らしいと思う。
ただね、奏法は最も根本的なことをご存知でなかったのだなと、今になって思う。
(ご自身は自然にできちゃってた人)
新師匠についてまず、そこをご指摘いただいた。そして昨日それがたった一年足らずで身につけられたとつくづく実感できた次第。
現に、この新師匠についた一年の実りは数知れずあり、これらのお陰でうちの新入生ちびっ子たちはじめ、既存の生徒たちもメキメキ上手くなってくれている印象を自負するのであります(^^;
そしてレッスン後はこちらをはしご(銀座ヤマハ↑)
4才の新入生がグランドピアノを購入する運びとなり私も同行。
これを機会にいろんなグランドピアノを弾かせてもらっちゃった♪
今回は"現実的な一生物"をコンセプトにCシリーズからTDタイプ又はXタイプからのご選択です。でも断然Xがよさげかと。
音色の違いよりまずは、打鍵する1cmの中身の感触が全くちがう。TDは重さを感じてしまうのに対し(不純物が多いというか引っかかりが多い)、Xはスーッと純粋に綺麗に入る。
この鍵盤の沈め心地を4才ちゃんのピアノ未経験の父親にも説明し実践していただいたら、とてもご納得されていた。
話は逸れるがSシリーズ(500万台)とCF(1,000万台)もついでに弾かせていただく。
こちらはさすが!といった印象。
音色からしてその透明感や奥行きがぜんぜん違うし、それらのタッチはさらに柔らかく美しく入る。
弾いていて、ミス起こして響きを濁らせる等の過ちを犯さないよう、極力丁寧に心を込めて大事に弾いている自分がいた(笑)
ちなみに私のピアノもそう(^^;
日々、どんな楽器に触れているかがどんなに重要であるかを感じた貴重な一日でした。