多いなる学び
指導している身であっても、私はまだまだ理想を追い求める修行の身。
先日のレッスンで師匠Y氏から、レベルをうんと下げて、子供が弾くソナチネやプレ・インベンションをやらされてます(笑)
なぜ、いまさら私に!?
と思うとモーレツに反抗してしまったけれど、そもそもY氏の演奏に憧れを抱いてる私は、Y氏の前だけはドSなのです(笑)
だから泣いても叫んでも、自分自身の潜在意識はやる方向へ!
レッスン開始前にそれを弾いていると、いよいよY氏がレッスン室へ入室。
と、
「言うこときいて、偉いですね」
いや、これをきいた私は大まじめに、やって良かった事とその理由を話した。
そしてレッスン終了。
と、Y氏、ほぼ褒めない人の口からなんとも嬉しいお言葉が…!
「よさげな動き♪ありがちなパツパツの弾き方とは違う」
ほっぺが落ちそうなくらい美味し…じゃなくて、嬉しかった!
シンプルな曲でこそ、より多くの学びがあり!
ちなみに子供が弾くこのようなシンプル曲こそ、音質やペダリング、和声感やアーティキュレーション、構築感や音の意味合い…その人の素養から奏法まで丸裸にされ1㎜たりとも誤魔化し効かないから怖いのですよ。
それに、今度はそっくりそのまま私の生徒達に伝授できるしね!
それを学ばせてくれようとしているY氏には、心底感謝しかありません。
他のお弟子さんは与えていないのに、私にだけ与えられたこの課題は、誠に光栄です!
先生、ありがとうございます…!