絶対音感訓練
絶対音感の訓練開始6週間目の4才ちゃんのママ、昨日その威力に驚いてた!
当初は大して訓練希望はなかったママだが、その良し悪しを知った上で訓練を始めた中で、昨日は先生が弾く3種類の和音判別を、自分は間違えたのに対し子供はパーフェクト!
今後はこれをきっかけに夢を持ち楽しんでやってくれるかも♪
子供の成長は、先生と親と生徒の三位一体となることが、最も威力を発揮します。
4の指
正しい奏法は身体の各部位を少しずつ使うことで、動きを分散させること。
それに対し、間違った奏法というのは身体の1ヶ所のみを使ってしまうこと。よくありがちかなのが指だけを使って弾いている。
で鍵盤の上から指を離して振り落とすように弾いているのをよく見かけるが、これはもっての外。音が硬いわ乱暴だわムダな動きが多いわで、どんなに練習しても上手くならないしテンポ感出ないよ?何一ついいことない。
ちなみに4の指(薬指)は、肋骨や上半身で向こう側(鍵盤のふた側)に投げ入るように弾きます。
4てみんな弱い指だから、正しい奏法知らないで指だけで弾いてる人は、4で音が転んだりもつれたり引きずったりくっついたり、いろんな症状を引き起こしてる。
正しい扱い方を知れば、4だって他の指と同じように流暢に楽ちんに弾けるんだよ?
成長
ちょうど10年前に教室の門をくぐり、数年前までは
「先生の話を聞きなさい」
と何度も叱られ泣いていた子が、高校受験でもほとんど休まずレッスンに通い、はや高校一年生。先生とほぼ対等に会話とレッスンを楽しみ「アッハッハ、ガッハッハ」と笑いながら帰っていった♪
子供の成長ってほんと著しい…!
第一歩は結果より過程
コンクールの裏事情は時に生徒の心をズタボロにする懸念から、最近ではコンクールを控えてきた。
そんな矢先、小2ちゃん親子の立ってのご希望でコンクールを受けることに。直前の昨日のレッスンが本番前の最後のレッスン。
テクニックや音のことばかりに気を取られ、全く表現皆無の演奏はつまらなく、子供とはいえその指摘も含め容赦ない厳しいレッスンをした。
それでも喜んで帰ってくれたことに私は感謝した。
ちなみに、
「小2だからってこの程度でいいとか思わないでね!小学生でもプロに近い演奏はできるはず!」と斬ったら、彼女の顔がいつも以上に真剣になった。同席の母親も首を縦に振りつつ祈るように真剣に見守っている様子が感じ取れた。(一度も視線は親に向けてないが)
親がわが子と一心同体になってた感…!(これ大事)
本番まで残すところ僅か3日。もちろんすぐにプロの演奏に近づけるとは思わないし、まだ駆け出しなので何にも入らないとは思うが、まずは結果よりそういった自分へのチャレンジや努力そして経験が大事かと。そして本番に向けて先生と親と自分が三位一体となり厳しくも楽しい経験をし、完遂の清々しさを感じて欲しい。