スランプ
先日のレッスンにて。
ママと練習をしっかりやって元気に来ている入会して2年弱の小1ちゃん、今回初めてグズりながら入室。
レッスンを始めようとも無理で…
なんでも2週間程前から練習が嫌になったそうで
私「そんな時もあるよね。スランプはみんなあるから大丈夫!」
と、あえてあまり深刻にならないようにするのが長年レッスンを行ってきて学んだ秘訣。
心配ご無用と思い、明るく私の過去の燃え尽き症候群の話等を彼女がソファでヘコんでいるのをよそにお母様に延々と話していたら、案の定、自分からムクムクと起き上がり元気になった( ◠‿◠ )
で「これ(聴音)やりたい」と♪
ちなみに誰でもスランプはあるので、こんな時にこそ先生や親がどんな風に向き合い見守るか、が鍵なのです。
お母様にはおうちでのポイントをいくつかアドバイスして差し上げ(子供も隣で何気に聞いてる。きっと「あぁ、無理しなくていいんだ」と思ってくれるような内容)、「また来週ね♪」と言ってさよなら。
ピントを合わせる
カメラに詳しく美的センスに優れた夫いわく「どんなに良く撮れててもピントが合ってないのはダメ」と。
発信する写真はいちおう厳選してるつもり。
ちなみにこれ、演奏にも通ずるところかなと思う。
どんなに良くても音がダメだとダメなやつ。濁りとかもね。
昨日は師匠レッスン。
ショパンプレリュード5番の軽い曲だが素早いパッセージが始終続く曲、まだとっついて月日が浅く不慣れとはいえ、ペダルの濁りを指摘され(脳の不理解によるもの)自覚は多々ある。
今日から改善に向けて練習がんばります。
改善での練習によってそれが慣れてくれば、自然とテンポアップにも繋がるはず。
初フーガ
フーガってやっぱり難しい。
子供の生徒にとって初めて出てくるフーガは、テキスト“プレ・インベンション”の中に出てくる唯一の一曲。
ちなみにこれが出来たら我が教室ではいよいよ本格的にバッハインベンションに入ると決めている。
2週間前に小4生徒くんに出したこの曲、今日、譜読みをちゃんとやってきたのは本当に素晴らしいと思ったし、相当がんばったはず。
なぜならこの曲、私が「見本で」と思って練習していてそれがどんなに難しいかは自らやってみて初めて分かる(見た目はそれほどでもないので)
もちろん内容はこれからだけど、両手でソツなく最後まできちんと弾ききってきたことを心から褒めてあげられたことが嬉しかったし、あまり表情を顕にする子ではないけれど、それなりにご本人も嬉しそうだった♪
指使い
SNSで、テキストの指使いに疑問を感じてる発信を見て思ったこと。
その方々(たぶん習ってると思う)の解決の為に、ピアノの先生たちはテキスト通りの指使いを無意味にやらせるのではなく、指使いのセオリーを知ったうえで最善の指使いを与えて差し上げるべき。
というのも以前(これもSNSだけれど)、とあるピアノの先生が発信されていたレッスン動画をチラ見して思ったが「ここは2番ではありませんよ、3番と書いてありますから3番で」と…
もし仮に私が生徒なら、こんな無意味な言われ方をしても守る気がしない。その論理を教えてよ!て思う。
ちなみにテキストや楽譜に書かれた指使いが全てではないし、むしろダメな指使いも多い。
何はともあれ、やはりピアノの先生は指使いのセオリーをきちんと勉強するべき。じゃなきゃ生徒がかわいそうよ。ちなみに指使いセオリーなんて音高にも音大にも授業にはないからね。自ら自分で疑問を抱き、師事の先生に質問等をして学びを蓄積する以外に方法はありません。「指使いセオリー」なんていう本も存在などしないしね。
私にはある程度その見解が出来ることを思うと、前師匠と現師匠の両ピアニストにはほんとに感謝!
子供はすごい
子供ってやっぱりスゴいな〜!
先週、小指をずっと弾き続けながら他の指は八分音符を弾く、てテクニック、どうしても押さえている小指が浮いてきてしまい弾く音もリズムが揃わない等の症状だったのが、1週間経った今日は流暢に弾けてる!
もう笑っちゃうぐらい上手かった♪
もちろん、毎回よく練習してくる親子なのは言うまでもないが、大人の私が、じゃあ今できないことが1週間でできるようになるか?て聞かれたら答えは、NO!(笑)
(ちなみにこの子は小1くん)